皆さんはお買物が好きですか?
今の世の中、手に入らないものはほとんどないんじゃないかと思うほど魅力的な商品やサービスで溢れていますよね。
そして買物をした時のあのワクワク感・ときめきは特別なものです。
私たちの人生において、「買物」は切っても切り離せない関係といえると思います。
では、実際にお金を使うとき、どのような基準で買う・買わないを決めていますか?
買物をするときの基準
人それぞれ買物をするときの基準は異なると思いますが、皆さんは一体どんな事を意識されているでしょうか。
- 「欲しいと思ったらすぐ買う」
- 「セールで安くなっていると買う」
- 「おまけや特典が付くと買う」
- 「まとめて買うと安いから買う」
そう思って買物をした経験はないでしょうか。
私自身も社会人になったばかりの頃にこのような基準で買物をしていました。
でも、ちょっとだけ待ってください。
その何気ない買い方が大切なお金を失う原因になっているかもしれません。
いつの間にかお金が出ていく体質の人
月末が近づいてきて、途端にお金がない!という経験をしたことはないでしょうか。
毎日真面目に働いてそんなに贅沢しているつもりはないのに、不思議と手元にお金が残らない・・
そんな方は、もしかしたら日常的にお金を失う行動をしているのかもしれません。
ありがちなこと
- カフェに通う
- 付録に釣られて雑誌を買う
- 目的もなくコンビニに立ち寄る
- ストックの量が多い
- 効きそうな高い化粧品を買う
- 色違いの物を複数買う
- 家に物があふれている
- 物を大切にできない
- 「これでいいや」と惰性で買う
- 試着をせずに買って後で後悔
- ご褒美と称して物を買う
- 送料無料にするために欲しくない商品を追加する
- なんとなくでネットショッピングをする
- 自分が毎月いくら使っているか把握していない
幾つか詳しく見ていきましょう。
①「損得勘定」が働く
例:「まとめ買いするとお得」「〇〇円以上で送料無料」「半額セール」
人は心理的に「損をしたくない・なるべく得をしたい」と考える生き物です。
少しでも「得をした」と思えるように行動してしまいがちですが、気づかないうちに企業の戦略に乗せられているかもしれません。なぜなら、それが本当に必要なものか・欲しいものかどうかは別物だからです。
②「希少性」が高いもの
例:「先着〇〇名限定!」「初回限定特典!」
希少性が高いものだと聞くと、どうしてもその商品が魅力的に映ってしまいますよね。
加えて、「今買わないと他人に取られてしまうかもしれない」という不安もあおるので、買おうとする心理が自然に働きます。オークションなどで競い合うように落札しようとするのも同じ原理です。
③「思い込み」消費
例:「高い化粧品だから効くはず」「行列ができているから美味しいはず」
「高いお金を払えば、そのお金に見合う価値・効果を手に入れられる」と思ってしまうことはないでしょうか。ですが現実はそうとも限りません。例えば、高い化粧品にはパッケージ・広告宣伝料だけでなく、ブランドイメージ維持のための金額が上乗せされていることが多いにしてあります。
④「理由付け」消費
例:「100円均一で安いから」「毎日仕事を頑張っているからご褒美として」
ふらっとお店に入って、こう考えて買物をした経験はありませんか?
最初は買うつもりがなくても、理由付けをしてなんとなく買ってしまう。その塵が積もって(使途不明金になりやすい)、「いつの間にかお財布にお金がない!」を引き起こします。
⑤「買物そのもの」がストレス解消法
例:「買物をすると満たされる」「手に入れた途端興味がなくなる」
買物はとても楽しいものですが、それがストレス発散方法になっている方は要注意です。
「買ったことに満足」を繰り返すと、出費が増えるだけでなく、物を大切にできない・物が増えて家の居心地が悪くなる、といった弊害が起きてしまいます。
浪費癖を改善するには?
では、このような浪費グセを改善するにはどうしたらいいのでしょうか?
今までの習慣をガラっと変えることはなかなか難しいので、まずはチェックリストを使って少しずつできることから始めてみましょう。
「本当に必要かどうか?」をじっくり考えて見極めるクセをつけることによって、自然とお金が貯まりやすい体質に変わっていきます。
また、自分にとって本当に必要なもの・心地いいものにだけ囲まれて生活する楽しさは何にも代え難いものです。
ぜひとも実践していきましょう!
チェックリスト
- 「ずっと大切にしたい」と思えるものを買う
- リストアップしたものだけ買うクセをつける
- ストレス発散できる趣味やコミュニティを持つ
- 「欲しい」と思っても一週間かけて本当に必要かどうか考える
- 買わずに何か他のもので代用できないか・自分で作れないか一度考える
- 自分が持っているものの在庫を把握する(服や日用品など)
- 家の中に重複するもの(似たようなもの)がないか改めて確認する
- 「一つ買うごとに一つ捨てる」ルールで物が増えないようにする
- 人から頂いたもの・思い出の品は「捨てちゃいけない」という概念を捨てる
- 毎月の支出を書き出して問題点がないか確認する
- 必要最低限の現金だけ持ち歩く
まとめ
いかがでしたか?
買物は人生を豊かにしてくれる素晴らしいものですが、人によって良くも悪くも影響をもたらすことがあります。買物に振り回されるのではなく、自分自身でコントロールして人生を益々豊かなものにしていけるように上手に付き合っていきましょう!